グルーヴは都市にある。

音楽には、風景があると思います。この音楽を聴けばあのシーンが蘇る。あの音楽を聴けばあの人のことを思い出す。そのような音楽が独自に持ったstoryを綴っています。是非、掲載曲を聴きながら私の"story"を読んで頂きたいです。その音楽から見えた風景を貴方と共有したいと思っています。

【新曲速報】eill - 踊らせないで

eill - 踊らせないで 2020.07.01 Release ということで。 7月にeillがまた新曲を出すみたいですね。 2記事連続eillというのも自分でびっくりしております。 そしてeillにもびっくりしています。 活動が高稼働すぎます。 今回、トレイラーにて22秒だけ公開さ…

【eill】という閉ざされていた世界の幕開けから2年後、SPOTLIGHTが彼女を照らす。

2018年6月に発表したデビュー曲「MAKUAKE」はまさにeillという閉ざされていた世界の幕開けだった。 20歳とは思えない歌い回しと楽曲センスにコアなリスナー界隈からは注目の的だった。 甘くハスキーだがどこか華奢さが残る歌声がよりセクシーな雰囲気を生み…

影を知っているからこそ幸せを伝えれるHIPHOPクルー【CIRRCLE】

ハッピーヒップホップというテーマを掲げている国際的3人組クルーCIRRRCLE メンバーは神戸出身ロサンゼルス育ちのラッパー/シンガーAmiide、アメリカ出身東京育ちのラッパーJyodan、新潟出身ビートメイカーA.G.Oの3人から構成されている。 各メンバーの生い…

Night Tempo『夜韻』の極上歌謡グルーヴを冷たく寂しい夜と共に。

フューチャーファンク界隈では知らない人はいないだろう韓国のプロデューサーNight Tempoが新しくニューアルバムをリリースした。 東京タワーをセンターに持ってきてその向かいにはレインボーブリッジ 夜のアーバンな東京を演出したジャケットは80年代CITYPO…

音で近未来を作り出すアーティストMadeonの現実逃避する時に聴きたい音楽5選

フランス出身の25歳若手エレクトロミュージックプロデューサー"Madeon"はご存知だろうか。 今迄、数々のRemixやオリジナル曲をリリースしてきた彼は単にEDMというジャンルだけで語りたくはない。 彼を一躍有名にしたのがこの動画だ。 この音楽は、既存に存在…

【パソコン音楽クラブ】の無機質な音が零0時の風景を剥き出す。

"無機質な音は寧ろ歌詞の風景を剥き出しにする" 東京テレポート駅付近を彷徨う女性を映すMV。 まさに都会的な彼らの音楽にマッチしている。 またあらゆるテクスチャーをカット割りする演出がよりリズムを作り、あくまでダンスミュージックであることを証明す…

テキサス発トラップ系ディスコクイーン【Lizzo 】でブギー!

テキサス州出身のフィメールラッパーLizzo(リゾ) 故プリンスも認めた実力派だ。 彼女が、今年1月に発表した「Juice」は近年、HIPHOPシーンで流行しているトラップ系とは相反した80年代のディスコシーンを想起する様な音楽で評価を集めている。 この様な音…

美しい絵画を作り出すカナダ発 新鋭チルバンド Men I Trust

新鋭チルバンドMen I Trust (メンアイトラスト) カナダにて2014年ドラゴスとジェシーにより結成され、翌年、ボーカルのエマを迎えた。 それから1年2ヶ月程の期間でシングルを4枚リリースする。 そのどれもが非常にチルい雰囲気を漂わせながらも踊れる楽曲で…

GeG "Merry Go Round" でループするグルーヴを感じる。

2018年9月リリースの1stアルバム『SACULA』が話題を呼んだWILYWNKA 関西を拠点に、レゲエDJで着実に地盤を作るVIGORMAN そして今回の主役 メロウプロデューサー GeG この3人で構成された変態紳士クラブからのGeGソロ作 featとして馴染み深いメンツを揃えた今…

花火が耳の奥でまだ鳴っている夏の帰り道に聴きたい80年代CITYPOP 4選

※下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。 "story" 屋台から出る煙りが風に吹かれ、夏の喧騒と混ざる。 君は私に団扇を、私は君に団扇を。 何気ない会話…

『風景聴きレビュー』HONNE "Woman" 井の頭線渋谷行き急行に揺られ車窓に映る自分を見つめる。

※下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。 プロデューサー James ボーカル Andy 2人からなるロンドン出身のエレクトロデュオ HONNEという名前は日本語の…

MAXの "Acid Dreams"と共に「Acid」の音を夢見る。

1992年生まれの俳優兼ミュージシャンのMAX ソウルフルな歌声と流行をしっかりと捉えた音楽センスから今後、目をつけておきたい若手シンガーだ。 ニューヨーク出身の彼は、ミュージシャン/俳優/ダンサー/モデルという経歴を持ち非常にマルチな人物。 俳優業と…

【風景聴きレビュー】Yung Bae " Welcome to the Disco"

※下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。 ※右上のSpotifyマークを押すとSpotifyに繋がります。 "story" 脳が踊る。 その一言で片付けられるイントロ。 …

松下誠のグルーヴは36年後の今も色褪せぬ前衛的ミュージックとして存在する。

1982年発表された松下誠の1st アルバム 伝説の最終回で終わりを迎えた"笑っていいとも!"が始まった年。 日本人がバブルに向けて街を駆け抜けている頃、都内のスタジオでは鋭いカッティングと見事にグルーヴするドラムキックとベースが鳴っていた。 とても80…

【DJレポ】8月17日 新宿三丁目 SOUL BAR BOXにて

8月17日 ゴールデンウィーク終盤、新宿三丁目にありますSOUL BAR BOXにてDJをしてきました。 こちらのBOXでマスターをされている青木さんは、通常営業のときお酒を作りながらDJをされている。 片手間でやっているように見えるDJも選曲が秀逸で極上のMellow M…

【風景聴きレビュー】杏里 "Last Summer Wisper"

※下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。 夏の歌姫 杏里 彼女の音楽には、夏と海がある。 爽やかなサウンドとどこまでも伸びていくような透き通った声 …

午後からの授業をサボって【下北沢】のゲームセンターで聴きたいSMOKE MUSIC 4選

"story" 通学路にある下北沢エムエムランドって お気に入りのゲームセンターは、冷房で20度の冷たい空気と 煙草の煙が混ざっていて心地いい。 あちらこちらから鳴るゲーム機の音が交差して耳に刺さる。 イヤホンを装着しても、その音を完全には遮断できなく…

『風景聴きレビュー』AmPm "This Mess" 【新宿南口】から甲州街道を下ってく始まりの朝

※ 下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。 今回、ご紹介したい曲がこちら。 AmPm(アムパム) ※エーエム・ピーエム 某昔のコンビニではありません笑 彼…

『風景聴きレビュー』ADOY "Wonder" 韓国産citypopを【代々木上原駅】小田急線乗り継ぎのホームで

※下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。 今回、紹介したいアーティストは 2017年デビューの韓国インディーシーンで人気急上昇中の4人組バンド ADOY バ…

『風景聴きレビュー』WILYWNKA(変態紳士クラブ) "See You Later" 東京で【御堂筋線】始発待ちの朝方を思い返す。

※ 下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。 今回、ご紹介したい曲がこちら。 WILYWNKA - See You Later (feat. 変態紳士クラブ) TAKA名義で『高校生RAP選…

『風景聴きレビュー』Mac Ayres "Waiting" 【歌舞伎町】の深海で人魚は溺れる。

※下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。 当初、Tom Mishが自分の中で全盛期だったときSpotify のシャッフルで流れたMac Ayres Tomとはまた違ったブルー…

『風景聴きレビュー』Night Tempo "Remember Summer Days"

代官山のイベントで彼の音楽を知った。 まだ春になりきれてない冬の季節だったけれど、フロアには夏があった。 今回、ご紹介したいのがフューチャーファンクプロデューサー Night Tempo(ナイトテンポ) 彼は韓国 ソウルを中心に活動をしているのだが、ジャケ…

【渋谷】で通なcity boyがクラブ帰りに聴きたいチルい邦ヒップホップ 10選

「あー、飲みすぎたー。何時?いま。」 「4時半くらい。」 「まだそんな時間かよ。始発~。」 「うっせ。お前が『終電なんか忘れちまえ』って言ったんだろ。」 「…忘れた。」 道端に捨てられた空き瓶と散乱するごみ袋。 夜が明ける時刻もまだ都市はネオン色…