グルーヴは都市にある。

音楽には、風景があると思います。この音楽を聴けばあのシーンが蘇る。あの音楽を聴けばあの人のことを思い出す。そのような音楽が独自に持ったstoryを綴っています。是非、掲載曲を聴きながら私の"story"を読んで頂きたいです。その音楽から見えた風景を貴方と共有したいと思っています。

邦楽

【eill】という閉ざされていた世界の幕開けから2年後、SPOTLIGHTが彼女を照らす。

2018年6月に発表したデビュー曲「MAKUAKE」はまさにeillという閉ざされていた世界の幕開けだった。 20歳とは思えない歌い回しと楽曲センスにコアなリスナー界隈からは注目の的だった。 甘くハスキーだがどこか華奢さが残る歌声がよりセクシーな雰囲気を生み…

【パソコン音楽クラブ】の無機質な音が零0時の風景を剥き出す。

"無機質な音は寧ろ歌詞の風景を剥き出しにする" 東京テレポート駅付近を彷徨う女性を映すMV。 まさに都会的な彼らの音楽にマッチしている。 またあらゆるテクスチャーをカット割りする演出がよりリズムを作り、あくまでダンスミュージックであることを証明す…

美しい絵画を作り出すカナダ発 新鋭チルバンド Men I Trust

新鋭チルバンドMen I Trust (メンアイトラスト) カナダにて2014年ドラゴスとジェシーにより結成され、翌年、ボーカルのエマを迎えた。 それから1年2ヶ月程の期間でシングルを4枚リリースする。 そのどれもが非常にチルい雰囲気を漂わせながらも踊れる楽曲で…

花火が耳の奥でまだ鳴っている夏の帰り道に聴きたい80年代CITYPOP 4選

※下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。 "story" 屋台から出る煙りが風に吹かれ、夏の喧騒と混ざる。 君は私に団扇を、私は君に団扇を。 何気ない会話…

松下誠のグルーヴは36年後の今も色褪せぬ前衛的ミュージックとして存在する。

1982年発表された松下誠の1st アルバム 伝説の最終回で終わりを迎えた"笑っていいとも!"が始まった年。 日本人がバブルに向けて街を駆け抜けている頃、都内のスタジオでは鋭いカッティングと見事にグルーヴするドラムキックとベースが鳴っていた。 とても80…

【風景聴きレビュー】杏里 "Last Summer Wisper"

※下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。 夏の歌姫 杏里 彼女の音楽には、夏と海がある。 爽やかなサウンドとどこまでも伸びていくような透き通った声 …

午後からの授業をサボって【下北沢】のゲームセンターで聴きたいSMOKE MUSIC 4選

"story" 通学路にある下北沢エムエムランドって お気に入りのゲームセンターは、冷房で20度の冷たい空気と 煙草の煙が混ざっていて心地いい。 あちらこちらから鳴るゲーム機の音が交差して耳に刺さる。 イヤホンを装着しても、その音を完全には遮断できなく…

『風景聴きレビュー』AmPm "This Mess" 【新宿南口】から甲州街道を下ってく始まりの朝

※ 下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。 今回、ご紹介したい曲がこちら。 AmPm(アムパム) ※エーエム・ピーエム 某昔のコンビニではありません笑 彼…

『風景聴きレビュー』WILYWNKA(変態紳士クラブ) "See You Later" 東京で【御堂筋線】始発待ちの朝方を思い返す。

※ 下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。 今回、ご紹介したい曲がこちら。 WILYWNKA - See You Later (feat. 変態紳士クラブ) TAKA名義で『高校生RAP選…