【新曲速報】eill - 踊らせないで
eill - 踊らせないで 2020.07.01 Release
ということで。
7月にeillがまた新曲を出すみたいですね。
2記事連続eillというのも自分でびっくりしております。
そしてeillにもびっくりしています。
活動が高稼働すぎます。
今回、トレイラーにて22秒だけ公開されていますがもうこの時点で神曲感が期待できますね。
一度聞いてみてください。
そして一緒に7月1日を待望しよう。
【eill】という閉ざされていた世界の幕開けから2年後、SPOTLIGHTが彼女を照らす。
2018年6月に発表したデビュー曲「MAKUAKE」はまさにeillという閉ざされていた世界の幕開けだった。
20歳とは思えない歌い回しと楽曲センスにコアなリスナー界隈からは注目の的だった。
甘くハスキーだがどこか華奢さが残る歌声がよりセクシーな雰囲気を生み出す。
また何より歌声の表現力が高く、鼻にかけるようなときもあれば急に吐息混じりでメッセージを伝えてくる。
そんな表現豊かな彼女は、作曲としても多才さを発揮している。
デビュー曲MAKUAKE も彼女が作曲だ。
シンプルなコード進行だが最後までリスナーを飽きさせないのは彼女の歌声はもちろん、各楽器のフレーズも秀逸だからだろう。
これだけ歌えて曲まで作れるというのはかなりの逸材だと思う。
そんな中、最近公開されたMVも是非、聴いていただきたい。
色鮮やかな映像とカット数の多さがアップテンポな曲調をより加速させる。
曲名は「FAKE LOVE」
ロックテイストでありながらお洒落なK-POPテイストにしっかりと味付けをしている。
ライブなんかでは盛り上がること間違いないぶち上げチューン。
MVの映像はeillの韓国音楽が大好きなところがたっぷり表現されている。
こういう、アーティスト自身がやりたい演出をしっかり表現してくれるというのはリスナーはもちろんアーティスト自身のモチベーションを上げてくれるだろう。
ご覧になったようにMAKUAKEから2年後、彼女の成長っぷりには目を逸らせない。
デビューからの成長した彼女は全てにおいて至高。
洋楽やK-POPのようなメロディーに日本語を乗せたような旋律。
そしてあまりにもカッコよすぎる身振り。
センスのいい女子中高生達を虜にさせる。
だけど音楽好きの2、30代にも聞きやすい音楽であるとも考えている。
つまり結論、『彼女本物ですね。』
個人的に今の日本若手シンガーシーンでベスト3に入るレベルで注目している。
日本若手女性シンガーを引っ張ってくれ。
その姿をずっと「SPOTLIGHT」で照らし続けてくれ。
影を知っているからこそ幸せを伝えれるHIPHOPクルー【CIRRCLE】
ハッピーヒップホップというテーマを掲げている国際的3人組クルーCIRRRCLE
メンバーは神戸出身ロサンゼルス育ちのラッパー/シンガーAmiide、アメリカ出身東京育ちのラッパーJyodan、新潟出身ビートメイカーA.G.Oの3人から構成されている。
各メンバーの生い立ちから国際的クルーと呼ばれる理由もわかる。
しかしそれだけでなく、彼らのリリックも非常に国際的だ。
AmiidaとJyodanは生まれと育ちの違いから恐らく差別や生きづらさの悩みを抱えてきただろう。
特に日本人は他国民と関わることが少ないため無意識に差別的行為や発言をしてしまいがちな人も多い。
そういったことの積み重ねは時に心を苦しめることもあるだろう。
そんな彼らだからこそ書けるリリックがある。
幸せを伝えるためには必ずその影を知っている必要がある。
なぜなら壁にぶつかったり理不尽な出来事があってこそ、他人に幸せを伝えれるからだ。
2019年9月25日にリリースされた「Like I'm Home」
客演としてthe flavr blueを招いた今回の楽曲。
もしあなたが目の前の壁で立ち止まっていたらこのグルーヴを聴いてほしい。
落ち着いて周りを見渡せばいくつもの道がきっとあるはず。
その先には必ずあなたのHomeがある。
its good vibes.
Night Tempo『夜韻』の極上歌謡グルーヴを冷たく寂しい夜と共に。
フューチャーファンク界隈では知らない人はいないだろう韓国のプロデューサーNight Tempoが新しくニューアルバムをリリースした。
東京タワーをセンターに持ってきてその向かいにはレインボーブリッジ
夜のアーバンな東京を演出したジャケットは80年代CITYPOPを感じる。
さて、彼は日本歌謡曲の超コアなレコードディグラーだ。実際今回のアルバムも2曲目Dystopia は吉田美奈子のLIGHT'N UPをサンプリング
4曲目Club Ramuneは杏里のBRING ME TO THE DANCENIGHTをサンプリングしていたり、やはり「アイラブ歌謡曲」のマインドが常にある彼には、日本人の私からしてもリスペクトしかない。
是非、2曲とも聴き比べてほしい。
また今回、珍しいなと思ったのは1曲も歌が入ってないのだ。
前作の杏里とのコラボややのあんなとの楽曲など割と歌ありが多めだが今回はアルバム全てを通して音のみ。
それでも十分にNight Tempoグルーヴを表現できているからさすがとしか言いようがないけれど。
序盤は、少々クラブノリの強めの楽曲で固めている。ライブ活動も精力的なNight Tempoの実戦的楽曲だろう。
6曲目Boy Meets Girlからいわゆるザフューチャーファンクって感じな可愛さを表現する。
ラムちゃんが踊ってそうな感じ?
続いてDigital Showerでメロウなチルグルーヴ。
音のシャワーに打たれてるような錯覚さえ覚える。
特に個人的なおすすめは13曲目のNew Dawn
アルバムタイトルの『夜韻』という言葉と上手くマッチしている楽曲だ。
少し冷たく寂しい余韻を残した夜が見えてこないだろうか。
私はアップテンポなNight Tempoサウンドも勿論大好きだ。
実際ライブに行った時も四つ打ちの重低音から突き抜ける昭和アイドルの歌声はたまらなく気持ちいいし妙にお洒落にさえ聞こえる。
そんなバチバチにキメた楽曲も良いけれど、普段夜道を歩きながら聴くときにはNight Tempoのスローテンポな楽曲をチョイスしたい。
普段の風景がまた変わって見えるんじゃないだろうか。
余韻=夜韻はアルバムを聴き終えた後も耳に残り続ける。
音で近未来を作り出すアーティストMadeonの現実逃避する時に聴きたい音楽5選
フランス出身の25歳若手エレクトロミュージックプロデューサー"Madeon"はご存知だろうか。
今迄、数々のRemixやオリジナル曲をリリースしてきた彼は単にEDMというジャンルだけで語りたくはない。
彼を一躍有名にしたのがこの動画だ。
この音楽は、既存に存在する39曲の楽曲を混ぜて作り上げた1曲である。
この演奏方法をマッシュアップと言うのだが、並大抵の音楽知識では出来ない職人技だ。
まず世の中にある無数の音楽の中から、ある曲の一部分だけを切り取って繋げていく訳だがその切り取る部分も1秒間だけであったりする。
その繋ぎをいかに違和感なく、そしてリスナーを興奮させれるかが技量に関わってくる。
そんなこの技を彼は17歳で成し遂げ注目された。
実際に使われている音楽を紹介した記事があったので、聴き比べてみるのも面白い。
さて、そんな彼はRemixやマッシュアップのみでなくオリジナル曲も沢山リリースしている。
特徴としては、エレクトロな音を上手く使って正に『Madeon』という美しい世界を表現している。
彼は、日本のアニメやゲームの文化に関心があるためか非常に日本人にも聴きやすい楽曲が多いと感じる。
" 誰もが現実逃避したくなるくらい辛くなる時があるはず。
そんな時に
例えば、ゲームに没頭したり
例えば、読書に没頭したり
例えば、映画に没頭したり
人によって方法は沢山ある。
幾多ある中でも、『Madeon』という美しい世界で近未来を感じてみるのはどうだろう。
立ち並ぶ高層ビルと全てのモノがインターネットと接続された未来。
情報が飽和した風景は美しいネオンで輝き、SF映画の様な幻想が現実となって都市を作り上げる。
頭の中で出来上がったその都市を駆け抜ける。
洗練された美しいメロディーの旋律を辿って。
きっと彼の音楽を聴くと、その音の壮大さにちっぽけな出来事がどうでもよくなってしまう。 "
- Dream Dream Dream
美しいコーラスのイントロから意識が吸い取られていく。
- Cut The Kid
鋭く切れたキーボードがステップを誘う。
- Beings
正に始まりを表現する様なイントロにセンスを感じる。
- Shelter
ポーターロビンソンとのコラボというだけで間違いない一曲。
MVもアニメで描かれていて上手く曲の世界観が表現されている。
- Finale
SUZUKI NEW WAGONのCMにも採用された楽曲。
そろそろ現実へ戻ろうか‥という時に。
【パソコン音楽クラブ】の無機質な音が零0時の風景を剥き出す。
"無機質な音は寧ろ歌詞の風景を剥き出しにする"
東京テレポート駅付近を彷徨う女性を映すMV。
まさに都会的な彼らの音楽にマッチしている。
またあらゆるテクスチャーをカット割りする演出がよりリズムを作り、あくまでダンスミュージックであることを証明する。
2015年から活動するパソコン音楽クラブ
グループ名からしてセンスを感じるのだが、是非この機会にホームページも拝見してほしい。
この2ちゃんねる世代からすれば懐かしさ満載のデザインが堪らない。
彼らの特徴として、80〜90年代のシンセサイザーや各種音源を使用して楽曲制作する。
機材の関係からか妙に懐かしいグルーヴを感じるだろう。
一度聴けば彼らだとわかるような音の癖。
それが嫌味なくスゥーっと耳に入ってくるのは、巧みな技術がなければ難しい。
現代のシーンで20年30年前の機材で制作した音楽をリリースすることはメジャー向けではなく所謂、マニアックなリスナー向け。
それは必然的だろう。
しかし、彼らのメインリスナーの殆どは20代なのだ。
今のレコードブームなどのように時代の回帰的周期として丁度彼らの音楽が若者の求める音だったのかもしれない。
けれど古さが強すぎてはダメなのだ。
ただただ古い音楽を意識しているだけでは骨董品に過ぎない。
古き良き骨董品をサンプリングして、現代の音楽シーンに寄り添うようデザインを加える。
例えば今回のようにウィスパーボイスの女性ボーカルを起用したり、MVを近代的な演出にする。
そんなデザインが世間でいうお洒落さを作り出すのではないだろうか。
彼らは、作曲センスも間違いないがそれ以上に現代のコアなリスナーの求めている音を生み出したことが革命的なのだ。
果たしてパソコン音楽クラブが音楽市場を追求した上でたどり着いた音なのか。
それとも彼らの中で追及していった音、それ自身の時代がたまたまやってきたのか。
どちらにしても彼らが素晴らしい音楽家であることは間違いない。
テキサス発トラップ系ディスコクイーン【Lizzo 】でブギー!
テキサス州出身のフィメールラッパーLizzo(リゾ)
故プリンスも認めた実力派だ。
彼女が、今年1月に発表した「Juice」は近年、HIPHOPシーンで流行しているトラップ系とは相反した80年代のディスコシーンを想起する様な音楽で評価を集めている。
この様な音楽を表現できるのは彼女ならではだと考える。
というのもラッパーでありながらも圧倒的歌唱力があるため音楽の幅が他のラッパーとはケタ違いなのだ。
例えば、流行りのトラップ系アーティストがこの様な音楽をやりたいとなっても全面ラップのみか歌えるシンガーとのコラボに頼ってしまうだろう。
またはありきたりなオートチューン加工で誤魔化す。
しかし、彼女はまるであの時代のディスコクイーンかの様に歌い上げる。
トラップ系出身の彼女だからこそ今の音楽シーンに合った歌い回し(Bメロあたり)はもちろんのこと今すぐ真似したくなるダンス、そして絶大な人気を得ているLizzoというファッションアイコンがディスコミュージックをフューチャーすることであちこちのクラブでその楽曲が流れオーディエンスは踊るのだ。
その瞬間、そこはクラブではなくディスコへ変わる。
そんな楽曲をフレンチディスコプロデューサーBreakbotがリミックスしたこちらの動画も必聴だ。
原曲自体もディスコチューンゴリゴリだが、さらにBreakbotのキャッチーでハイセンスな音使いがリスナーを踊らせてくれる。
サビのキーボードとギターの組み合わせは彼らしさが溢れ出ていて自然と身体が動いてしまいそうだ。