グルーヴは都市にある。

音楽には、風景があると思います。この音楽を聴けばあのシーンが蘇る。あの音楽を聴けばあの人のことを思い出す。そのような音楽が独自に持ったstoryを綴っています。是非、掲載曲を聴きながら私の"story"を読んで頂きたいです。その音楽から見えた風景を貴方と共有したいと思っています。

テキサス発トラップ系ディスコクイーン【Lizzo 】でブギー!

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テキサス州出身のフィメールラッパーLizzo(リゾ)

故プリンスも認めた実力派だ。


彼女が、今年1月に発表した「Juice」は近年、HIPHOPシーンで流行しているトラップ系とは相反した80年代のディスコシーンを想起する様な音楽で評価を集めている。

 


この様な音楽を表現できるのは彼女ならではだと考える。

というのもラッパーでありながらも圧倒的歌唱力があるため音楽の幅が他のラッパーとはケタ違いなのだ。


例えば、流行りのトラップ系アーティストがこの様な音楽をやりたいとなっても全面ラップのみか歌えるシンガーとのコラボに頼ってしまうだろう。

 

またはありきたりなオートチューン加工で誤魔化す。


しかし、彼女はまるであの時代のディスコクイーンかの様に歌い上げる。


ラップ系出身の彼女だからこそ今の音楽シーンに合った歌い回し(Bメロあたり)はもちろんのこと今すぐ真似したくなるダンス、そして絶大な人気を得ているLizzoというファッションアイコンがディスコミュージックをフューチャーすることであちこちのクラブでその楽曲が流れオーディエンスは踊るのだ。


その瞬間、そこはクラブではなくディスコへ変わる。


そんな楽曲をフレンチディスコプロデューサーBreakbotがリミックスしたこちらの動画も必聴だ。

 

原曲自体もディスコチューンゴリゴリだが、さらにBreakbotのキャッチーでハイセンスな音使いがリスナーを踊らせてくれる。


サビのキーボードとギターの組み合わせは彼らしさが溢れ出ていて自然と身体が動いてしまいそうだ。