グルーヴは都市にある。

音楽には、風景があると思います。この音楽を聴けばあのシーンが蘇る。あの音楽を聴けばあの人のことを思い出す。そのような音楽が独自に持ったstoryを綴っています。是非、掲載曲を聴きながら私の"story"を読んで頂きたいです。その音楽から見えた風景を貴方と共有したいと思っています。

『風景聴きレビュー』Night Tempo "Remember Summer Days"

 

代官山のイベントで彼の音楽を知った。

まだ春になりきれてない冬の季節だったけれど、フロアには夏があった。

 


今回、ご紹介したいのがフューチャーファンクプロデューサー Night Tempo(ナイトテンポ)

彼は韓国 ソウルを中心に活動をしているのだが、ジャケットやリミックスしている音楽がここぞとばかりに『日本』なのだ。

 


というのも彼は昭和時代のアイドルをメインとした音楽を独自のジャンル『フューチャーファンク』に再構築するスタイルを貫いている。

 


基本どの曲も、四つ打ち・ボーカルトーン編集・LOWパスHIGHパス等で現代の雰囲気に近づけ、まったく80年代の音源とは思えない様に仕上がっています。

 


また一曲一曲の完成度が非常に高く、他にはないサウンドがあるのでハマる人はどっぷりその中毒性にやられてしまうだろう。

 


今回の杏里『Remember  Summer  Days』も夏にはぴったりな爽快感で溢れたRemixになっております。

 

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これからの季節、いつもの仲間達とビーチで缶チューハイ片手に騒いだり、キャンプで普段はしない共同作業をしたり。

 


そこには、夏の強い日差しと雲ひとつない青空が広がってるはず。

 


そしてお気に入りのキャップとサングラスを身に付け過ごすその時間に、Night Tempoのサウンドを乗せればきっと今年の夏は忘れれないものになるだろう。


丁度、皆のボルテージが上がったところで杏里が歌う。


「Remember  Summer Days。夏が消えてゆくわ。」