グルーヴは都市にある。

音楽には、風景があると思います。この音楽を聴けばあのシーンが蘇る。あの音楽を聴けばあの人のことを思い出す。そのような音楽が独自に持ったstoryを綴っています。是非、掲載曲を聴きながら私の"story"を読んで頂きたいです。その音楽から見えた風景を貴方と共有したいと思っています。

『風景聴きレビュー』ADOY "Wonder" 韓国産citypopを【代々木上原駅】小田急線乗り継ぎのホームで

 

※下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。

 

 


今回、紹介したいアーティストは

2017年デビューの韓国インディーシーンで人気急上昇中の4人組バンド ADOY

 

バンド名はメンバーの飼ってるネコYODAの名前を後ろから呼んでADOYとつけたそう。

 

ジャケットは日本のアニメを意識したアートワークですね。

 

曲調は日本のcity pop にも近く聞きやすいかと思います。


そんな彼らの音楽は、ゆるく繊細なグルーヴがたまりません。

 

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"story"

 

疲れたとき

 

「はぁ、あの上司うぜーー!」

 

「一人でこんな仕事量こなせるわけねーだろ!」

 

とかイライラして帰路についてるとき。

 

プレイリストからふと彼らの音楽が流れれば、

 

何か全てを忘れてただその音楽の世界へ浮遊してしまいそうな。。。

 

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あの日、恋い焦がれた学生の頃の風景が。

 

自転車飛ばして、河川敷の秘密基地に向かった記憶を。

 

呼び起こしてくれるような。

 

悲しくて儚い

 

けど気付かないうちにそばに幸せがあるんだって、気づかせてくれる。

 

今は、高層ビルに囲まれたオフィスからの風景。

 

いつも通りの帰り道。

 

千代田線から小田急線への乗り継ぎ待ち。

 

急かされる毎日。

 

社会の歯車の一部に感じるかもしれない。

 

けど見上げてみれば、駅舎の隙間から夜空が見える。

 

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霞んだ星の光は遥か遠くで輝く。

 

ちっぽけな君は何者にでもなれる。

 

この線路には果てがあるけれど

 

君の見ている夜空に果ては無いのだから。