グルーヴは都市にある。

音楽には、風景があると思います。この音楽を聴けばあのシーンが蘇る。あの音楽を聴けばあの人のことを思い出す。そのような音楽が独自に持ったstoryを綴っています。是非、掲載曲を聴きながら私の"story"を読んで頂きたいです。その音楽から見えた風景を貴方と共有したいと思っています。

【風景聴きレビュー】Yung Bae " Welcome to the Disco"

※下記の"story "は掲載曲を聴いて想像したものです。音から見える風景や物語を文にしています。是非、音楽を聴きながら読んで頂けると幸いです。

 

※右上のSpotifyマークを押すとSpotifyに繋がります。

"story"

 

脳が踊る。

 

その一言で片付けられるイントロ。

 

例えば電車の中。街の雑踏の中。つまらないオフィスの中。

 

iphoneを開いてBluetoothに繋いだイヤホンを装着する。

 

再生ボタンを押して始まるこの音楽は純粋にただあそこへ連れて行ってくれる。

 

目を瞑れば見えるはずだ。

 

車窓からの景色じゃない。

人混みでもない。

エクセルが開かれたディスプレイでもない。

 


『Welcome to the Disco』

 

ミラーボールが見えればもう完璧だ。

 

さぁ、この一瞬だけでも全てを忘れて頭の中に作り出すのさ。

 

最高のダンスフロアを。

 

大音量のビートが脳を揺らす。

 

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今回、ご紹介したい音楽がこちら。


Yung  Bae - Welcome to the Disco


フューチャーファンク界のお洒落プロデューサー


彼の音楽は、流行りの音使いでありながら独自の感性があるため他のフューチャーファンクアーティストとは逸脱した奇抜さが印象的だ。

 

セーラームーンがジャケットであったり、インコと撮影したジャケットであったりそういうところはザフューチャーファンク。

 

けれど、曲自体はかなり80年代ディスコに近く有りがちな邦楽、歌謡曲、アニソンの雰囲気は皆無だ。

 

フューチャーファンクのそういう少しポップすぎる雰囲気が苦手な人なんか入門としてはバッチリなんじゃないないかな。

 

彼の曲はただただ踊れる音の究極地点を目指しているように感じる。

 

実際、最新アルバムも全曲ディスコチューン

その中からラストの曲をチョイス

 

リズミカルなバイオリンの旋律

刻むキックの重低音

 

きっと知らぬ間に足でリズムを刻んでる。